ソファは何種類ある?形状や機能別の特徴・魅力&選び方のポイント

自宅にソファが欲しいけれど、部屋のスペースに余裕がないなどの理由で、諦めている人もいるかもしれません。しかし、実はソファにはさまざまな種類があり、一人暮らしの部屋に配置できるコンパクトなものから大人数で使えるものまで、幅広いタイプが存在します。

この記事では、ソファの種類や特徴、魅力を紹介します。実際にソファを選ぶ際のポイントも解説するので、自分や家族のケースにぴったりなソファを選ぶ際の参考にしてください。

 

1.ソファの種類|それぞれの特徴・魅力を徹底解説!

ソファと一口に言ってもさまざまな種類が販売されており、大きく分けると10種類あります。また、サイズや形状、ソファカバーの素材別などで見ると約20種類ものソファが存在します。

それぞれの特徴を知ることで、より自分に合ったソファを購入することが可能です。以下では、10種類のソファの特徴・魅力をご紹介しますので、ぜひソファ選びにお役立てください。

 

1-1.カウチソファ

シェーズロングと呼ばれる長椅子がついているソファを「カウチソファ」と言います。

シェーズロングは背もたれよりも座面が長く、脚を伸ばして体全体を休ませられるのが特徴です。シェーズロングは寝椅子とも呼ばれ、横になって休むなど幅広い使い方ができます。

カウチソファは、よりリラックスできる体勢でテレビ鑑賞や読書などを楽しめるのが魅力です。ソファを配置するスペースが限られている場合は、1〜2人掛けなどのコンパクトタイプや、背もたれが低くて存在感が控えめなタイプを選ぶとよいでしょう。

 

1-2.コーナーソファ

コーナーソファはL字ソファとも呼ばれ、部屋のコーナー部分などに合わせて直角に配置できるようデザインされています。カウチソファと形状が似ていますが、すべての側面に背もたれがついており、テーブルを囲むように大人数で腰掛けられるのが特徴です。

コーナーソファは、応接室やゲストルームなどのおもてなし空間に適したソファと言えます。

 

1-3.ハイバックソファ

座面よりも背もたれが高く作られたソファで、背中や頭までしっかり支えてくれるため、長時間でもリラックスして過ごせるのが魅力です。疲れにくい上に、豪華な印象や高級感を与えてくれる一方で、背もたれの高さによっては圧迫感が出やすいという特徴もあります。

ハイバックソファを購入する場合は、部屋に馴染む落ち着いた色を選んだり、壁面に沿って配置したりといった工夫をするとよいでしょう。

 

1-4.フロアソファ

フロアソファとは、座椅子のように床に直接座るタイプのソファで、他のソファと異なり脚がないのが特徴です。脚を伸ばして休んだり、リクライニング機能を使って全身を預けたりできるため、寛ぎの時間に適しています。

一方で、座るときや立ち上がる際に膝へ負荷がかかりやすいという特徴もあります。足腰の調子に関して不安がある場合は、一般的なソファや座面高がやや低めに作られたローソファから自分に合ったタイプのソファを選ぶのがおすすめです。

 

1-5.コンパクトソファ

部屋のサイズが小さい場合におすすめのタイプが、コンパクトソファです。狭い部屋にも配置できる上に圧迫感を与えにくいため、空間を広く見せられます。

一人暮らしの部屋にソファを置いてリラックスの空間を作りたい場合は、コンパクトソファから選ぶとよいでしょう。コンパクトソファにも種類があり、1人掛けと2人掛けがあるため、用途に最適なソファを見つけることができます。

 

1-6.リクライニングソファ・リクライニングローソファ

より楽な姿勢で寛ぎたい場合は、背もたれが倒れる機能がついた、リクライニングソファやリクライニングローソファがおすすめです。最近では、電動リクライニングタイプのソファも多く販売されており、リモコン1つで背中の傾きが調節可能です。

リクライニングタイプのソファを購入する際には、背もたれが倒れるスペースを考慮して選択・配置しましょう。

 

1-7.アームソファ・アームレスソファ

アームソファは、ソファの両端に肘掛があるタイプで、最も一般的な形と言われています。肘掛は背もたれや枕として使うこともできるため、寛ぎ方の幅が広がる点が魅力です。

アームレスソファの中には、両側に肘掛がないタイプも存在します。肘掛がないタイプは肘掛がないぶん空間を広く見せることができ、寝転がりやすいというメリットがあります。

 

1-8.ベンチソファ

限られたスペースでも設置しやすいのが、ベンチタイプのソファです。ベンチのように奥行きが狭い形状で圧迫感を与えないため、一人暮らしの部屋やリビングの一角など、手狭な場所にも配置できます。

ベンチソファの中には背もたれや肘掛がないタイプもあり、ダイニングテーブルの椅子として使用するのもおすすめです。

 

1-9.ソファベット

ソファベッドは、名前の通りベッド機能を備えたソファのことです。ソファベッドには、背もたれを倒せるタイプや、座面部分を引き出せるタイプがあります。

来客時に使用したい場合や、ソファとベッドの兼用で狭い空間を有効に使いたい場合に便利です。ソファベッドには、ロータイプやカウチタイプなど種類があるため、自分に合った形状を選びましょう。

 

1-10.オットマン

ソファや椅子の前に置いて、脚を伸ばすために使う小さなソファをオットマンと呼びます。フットスツールなどの名称で、他のソファとセットで販売されていることもあります。

オットマンには背もたれや肘掛がなくコンパクトなため、持ち運べる上にレイアウトを変更しやすいのが特徴です。また、1人用の椅子として使える点も魅力です。配置スペースが限られている場合は、省スペースを実現する収納付きのオットマンを検討するとよいでしょう。

 

2.ソファを選ぶときのポイント3つ

ソファを選ぶ際、見た目の好みも重要ですが、デザイン性だけを重視すると失敗することがあります。

ここからは、ソファを選ぶときに重視したいポイントを3つ紹介します。ソファは寛ぎの時間を与えてくれる家具です。自分や家族にとってより良いソファを見つけましょう。

 

2-1.利用者・利用人数に合わせて選ぶ

ソファを購入する際は、利用する人に適した機能・形状のソファを選ぶのが基本です。例えば、年配の家族や脚の具合が悪い家族がいる場合は、立ち座りが容易なカウチソファやコーナーソファなどを検討するとよいでしょう。

また、利用人数に合わせてソファのサイズやタイプを選ぶこともポイントです。一人暮らしで1R(ワンルーム)の場合、ソファベッドやフロアソファが使いやすいでしょう。一方、夫婦や家族など複数人で使用する場合は、カウチソファやリクライニングソファがおすすめです。

利用人数別にゆったり座れるソファの座面幅の目安は下記の通りです。ソファ選びにご活用ください。

  • 1人掛けの場合…約600ミリ〜約1,000ミリ
  • 2人掛けの場合…約1,200ミリ〜約1,700ミリ
  • 3人掛け以上の場合…約1,800ミリ〜

 

2-2.部屋のテイストに合わせて選ぶ

居心地の良い空間を実現するためには、部屋のテイストとの相性チェックも欠かせません。ソファを配置する空間との統一感を意識した形状やカラー、素材を選ぶと失敗しにくいでしょう。

例えば、和室には下記のような座面高が低いソファが馴染みやすいと言われています。

  • フロアソファ
  • リクライニングローソファ
  • ソファベッド

また、寝室や作業スペースにはコンパクトなソファがおすすめです。

  • アームソファ
  • ベンチソファ
  • オットマン

 

2-3.耐久性が高い素材を選ぶ

耐久性が高い素材のソファを選ぶと、比較的長く使用できます。レザータイプのソファは耐久性に優れており、経年変化を楽しみながら長期間使用できるでしょう。

他にも、フェイクレザーや綿、デニムなど数多くの素材があります。耐久性ではレザーに劣るものの、取り外して洗濯することが可能なカバーリングタイプなど手入れが簡単な素材も存在します。

 

まとめ

寛ぎの空間作りにも使われるソファは大きく分けて10種類あり、形状や素材などで分類すると約20種類存在します。それぞれ特徴が異なるため、魅力やおすすめの使い方などを理解した上で好みのソファを選びましょう。

デザインの良し悪しだけで選ぶと、ソファの購入に失敗する可能性があります。利用者に合ったソファを選ぶのはもちろんのこと、利用人数や部屋の雰囲気・インテリアとの相性、素材の耐久性にも注目して検討しましょう。

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